標津線のご案内

 標津線は昭和37年に開通し、それまで主な輸送手段が馬鉄車であった広大な釧路・根室地方の発展に貢献しましたが、平成元年に惜しまれつつ廃線となりました。

標津線のあったあの頃を思い出す、あるいは奥根室の歴史をたどる、おすすめスポットをご紹介します。

根室標津駅跡

 標津線の終着駅。現在、駅舎のあった場所には道路が通っており、駅舎の姿はとどめておりませんが、線路跡が南北に走っています。その南端は当時のまま保存されている転車台に、北端は標津川に突き当たるまで続いています。

転車台のそばには、標津線で活躍した蒸気機関車C11-224も展示されています。


川北駅跡

 標津線川北駅跡。現在は川北駅を模したバス停があり、その向かいに復元ホームと、ディーゼル車 キハ22が保存されています。ディーゼル車裏の広場には、鉄道沿線の製材所で利用されていた井戸が、「ピリカの泉」として整備されています。


中標津町郷土資料館

 郷土史にかかわる資料とともに、標津線を走った車両の備品などが展示されています。また、外には蒸気機関車C11-209が展示されています。


中標津町交通センター

 旧中標津駅のそばにあるバスターミナル。

記念切符や行き先表示板など、中標津駅に関わる品を集めた展示室があります。普段は施錠されていますが、窓口に申し出ると鍵を開けてもらえます。



別海町鉄道記念公園

 旧西春別駅とその駅前広場を利用した公園です。

蒸気機関車やディーゼル車などのほか、別海町内にあった駅の看板などがそろっており、充実しています。